※No.1からの続きです。
入院日程(全容)
- 1日目
午前中に入院・受付・病棟へ・コロナ検査・病棟の案内・夜間に飲む下剤の説明・絶飲食の説明 - 2日目
点滴予定の所にリドカインテープ(痛みを減らすテープ)・弾性ストッキング(手術中、手術後に必要な靴下)を履く・手術・
(今回の記事はここからの話➡)手術後初回の飲水(看護師と) - 3日目
看護師と一緒に初回離床(ベッドから起きる事)、トイレまで歩行・尿道カテーテル抜去・医師の診察 - 4日目
採血・退院
手術後数時間後(詳細)
- 手術直後数時間すると目が覚めてきます
- 血圧や酸素の値を測って、問題なかったので酸素マスクも外しました。
この時も痛みはほぼありませんでした。 - 看護師と一緒に持参の水分を飲みます。
※麻酔からしっかり覚めていないと、誤嚥することもあるため、看護師の見守りの元、飲みます。 - 水分とるために体を起こすときに、少しだけ傷が痛かったかな。
でも一番痛いことが10とすれば2~3くらいの軽い痛みです。
※スマホとか、眼鏡とか、側に置いといて欲しいって看護師さんに頼んだ方が良いよ!まだベッドの上から動けないから、遠いと困る!! - 手術日の夕食からほぼ飲み物の食事が再開しました
夕方に手術をしてくれた医師が来て、傷の状態をみてくれました。
元気そうだね~
といって帰っていきました 笑
術後の痛みと痛み止めについて
12時半くらいに手術終わって、ただひたすら寝ていました。
夜の21時半に痛みはレベルMAXが10とすると、3~4くらいだったけど、とにかくしっかり寝たかったので点滴の痛み止めを依頼!
私はロピオンという非ステロイド性抗炎症薬を点滴で入れてもらいました。
その時使える鎮痛薬の中では割と鎮痛効果が高くて、早く効くからです。
←(ロピオン)
原液は白い薬なので、牛乳みたいな点滴です
薬の内容や、投与方法(点滴か飲み薬か座薬か)、また前回使用した痛み止めの内容と時間等で、一番効果的な物や、使える痛み止めが変わります。
とにかく今の自分の状態と、どうしたいかを看護師に細かく伝える事で、適切な痛み止めを入れてくれると思います。
例えば、
「我慢できないほどの痛みじゃないけれど、傷の部分が少しずつ痛くなってきています。夜眠りたいので、痛み止めをくれませんか?」
とか
「急に痛くて、体を起こすのも辛いので、すぐ効く痛み止めありませんか?」
とか、とにかく我慢しないで伝える事!
自身の看護師経験からすると、
『本当に薬で除外できる痛みはしたほうがいい!』
『そして早めの投与の方が効果が高い!』
我慢すると、それから先も
「また痛くなるかもしれない・・・」
という予期不安で痛みが増幅することもあります。
病棟の看護師が忙しそうに見えるかもしれませんが、私自身が病棟で働いているとき、
どんなに忙しくても、それを患者さんに悟られて、痛み止めの依頼を遠慮されたり、我慢させるような看護師は恥だ。
と思っていました。
そして患者さんに覚えておいてほしい事は、
看護師が辛くて大変な日常を耐えられるのは
患者さんに、適切な医療が提供できたとき(鎮痛薬投与の種類やタイミングも含めて)や患者さんの笑顔が見れた時、回復を支えられたと実感できた時、に、辛さを上回る喜びがあるからです。
今、豊富な痛み止めによって術後疼痛はとてもコントロールできます。だから我慢しないで、しっかり伝えていってくださいね。
どれだけ体を回復にフルコミットさせられるかは本当に大切。
痛みは我慢すればするほど、ささいな痛みまで、痛く感じてしまうようになるので、早め早めの痛み止め!!!
私は10がMAXだとすると3~4くらいかな~で痛み止めを使っていました。
手術翌日(3日目)
この日は、手術後最初にベッドから起きて、歩く予定です。
トイレまで歩けたら、おしっこの管も抜けるということで、まず歩くのに向けて処方されていたロキソニンを10:30に飲みました。
そして看護師とともに起き上がって、トイレまでGO!
起き上がる時の痛みは一瞬10のうち、4~5くらいでした。でもすぐに2~3へ。
その後はおしっこも出たので点滴も抜いてもらいました。歩けたので、この靴下、弾性ストッキングともおさらば。
その日の朝ごはん、昼ごはんはこんな感じ。
こんな水分ばっかり飲めるかい。ご飯食べたい。
医師からの説明・聞いておいた方がいい事
手術してくれた医師がきて、内診。手術後の出血等がないか見てくれます。あとはカルテのみられる所で、手術中の画像をみながら説明してくれました。
※血とかみるのが苦手な人は医師に伝えておいてね。
お腹の中をみれるのはしっかりみれるのはこの時だけ!
ということで今後の不妊治療も視野に入れて医師から以下の事はちゃんと聞いておいた方がいいです。
- 癒着の程度(他の臓器やお腹の中、卵管の癒着はあったか)
➡幸い、癒着はあまりありませんでした - 子宮内膜症の所見(大抵お腹の中のいろんな所に内膜症の所見がある)
➡やはり何か所か内膜症所見がありました。 - 子宮や卵巣の形態異常なかったか
➡とりあえず大丈夫そう - 卵管は閉鎖していないか
➡私はその前に卵管の通水検査してたので、見てもらってませんが、してない人は是非。 - いつから不妊治療再開できるか
➡私の場合は退院後2週間で外来受診があり、その後から再開OKでした。
あと、私がしっかり聞いておけばよかったな、と後悔している事は
- 手術した卵巣からの採卵はいつから可能か
- どれくらいでまた再発する可能性があるか(それによって不妊治療のステップが変わる)
- 再びチョコレート嚢胞ができた場合には、その卵巣の機能はどうなるのか
- 仕事復帰の目安
結局その日は予防的に15:45と21:30にロキソニン内服して
休んだり、少し歩いて談話室までいって家族と電話したりして終了
そして待ちに待った夜ご飯!ちゃんとした食べ物食べられて幸せでした。
退院日(4日目)
朝採血してデータの異常がないかチェック!
問題なかったので着替えて午前中に退院しました。
私は早めに退院後にも使える痛み止め(ロキソニン)を処方してくれていましたが
退院日に処方の場合は時間がかかることもあります。
医師にしっかり痛みの程度や、自分が痛みへの耐性がどの程度あるかなどを相談して退院後のお薬を一緒に決めていってくださいね。
じっとしていたり、ゆっくり動くと痛みはあまりないけど、長く動いたりするのはやはり大変・・・。
退院の時は無理せず迎えを頼んだり、タクシーで帰りましょう!
※病院や人によって5日目で退院する方も!医師に聞いてみてね。
退院後の生活や傷の様子はNo.3で!
手術料金や入院準備の事
子宮内膜症・チョコレート嚢胞についてはこちら
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